使い勝手の良いシンプルなクロビットです
刃先クロビットは画像を90 度折り曲げ、ワークの正面素通しとクロビットを通して撮像するワークの側面の画像を同時にピントを合わせて撮像することができます。考え方がシンプルですので様々な組み合わせで使用することができます。レーザーマーキングの際にも正面と側面に同時にマーキングが可能となります。
刃先クロビット紹介動画
2面同時撮影
ワークの素通し上面の画像と側面の画像を同時に撮影することが可能です。
フープ材のように連続したワークの上面と側面の検査やコネクタの内側の検査などによく使われます。
また、単純な使い方として穴の中の画像の撮影や、導光用としても広く使われています。
レーザーマーキングの場合も同様に使うことが可能です。レーザーの光路は一部の機種を除いて放射状に照射されるため、光軸上にクロビットを置くことでクロビットを傾ける調整の手間が省けます。
3面同時撮影
ワークの側面の2面の画像と正面素通しの画像の3面を同時に撮影することが可能です。
ICの足のコプラナリティの検査などに使われています。
この方式は、パーツフィーダーなどで整列されたワークが搬送される経路中でワークの3面を同時に1ステージで検査する場合の方式として良く使われています。
また、従来の装置の改造で検査ステージを増やさず検査面を追加する場合などでも使われます。
5面同時撮影
ワーク側面の4面の画像と正面素通しの画像の5面を同時に撮影することが可能です。
この方式はワークをクロビットの中に挿入しなければならないため、吸着パットなどでワークをピックアップしてクロビットの中に挿入する方法が良く採用されています。
主にチップ部品などの検査に使われます。
クロビットが小さい場合、角穴の内部の清掃が難しくなりますので、微小なワークの検査にはあまり向きません。