極めて滑らかな平面を持つ基板の製作が可能
表面粗さは表面の滑らかさを表す用語です。表面の微細な凹凸を表します(参考:JIS B0090-8の附属書A)。当社では表面粗さがRa≦1Åの極めてなめらかな表面を持つ基板を製作することが可能です。
加工できる表面粗さについて
「微少欠陥による光学的平滑面の規定」に研磨段階P1~P4として記載されています。以下の表面粗さはZygo社製三次元構造解析顕微鏡NewView7300での値となります。また材質によって、加工できる表面粗さが違いますので、詳しくはお問い合わせください.
超高精度 | 1.0Å(rms)以下 1.0Å(ra)以下 |
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高精度 | ~3.0Å(rms) ~2.5Å(ra) |
標準精度 | ~5.0Å(rms) ~4.0Å(ra) |
JIS B0090-8の附属書A 「微少欠陥による光学的平滑面の規定」
海外製品などの「肌面」の指定がある場合は、当社ではこの規格を採用して表面粗さを決めています。
研磨段階の呼び方 | 表面粗さRMS (単位μm) |
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P1 | ≦0.008 |
P2 | ≦0.004 |
P3 | ≦0.002 |
P4 | ≦0.001 |
表面粗さの測定
表面粗さの測定は、Zygo社製三次元構造解析顕微鏡 NewView7300で行います。
Zygo NewView7300の仕様
垂直分解能 | 0.1nm以下(全ての対物レンズで共通) |
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垂直測定範囲 | 1nm~20,000μm |
垂直走査速度 | 標準モード15μm/秒(640×480画素)、高速モード135μm/秒(640×480画素) |
段差測定正確性 | 0.75%未満 |
段差測定再現性 | 0.1%以下(1σ) |
rms値測定再現性 | 0.01nm以下(1σ) |
最大測定領域 | 0.04mm×0.03mm~ φ21.9mm(対物レンズとカメラによる)※Stitching機能で150mm×150mmまで拡大可能 |
ズーム倍率 | 0.5×,0.75×,1.0×,1.5×,2.0×から3点電動切り替え |
デジタルCCDカメラ | 640×480(標準) |